焼酎ひと筋に117年
芋しずく 岩川醸造 [ 鹿児島 ]
[ 創業年度 ] 明治3年(1870年)
鹿児島県大隅半島の中央に位置する大隅町岩川に蔵を構え、長きにわたり手造りにこだわって、高品質な焼酎を世に送り出しています。焼酎造りを始めた頃の原生麹の黒麹を用いて古式製法に則り、丁寧に醸し出される黒麹仕込みには定評があり独特なまろやかな甘みが漂う焼酎として、地元をはじめ、全国で人気の高い蔵元です。
古き良き製法が醸し出す伝統の味わい
●黒麹仕込み
黒麹は元来、沖縄特産の「泡盛」に使用されてきました。温暖な気候に合う特性(もろみが腐敗しにくい)を持つことから、その昔は鹿児島県下の蔵元も、明治時代に入ると黒麹を採用するようになりました。
しかし、醸造行程上、黒麹は飛散しやすい性質であったため、その後登場する黒麹の突然変異種の「白麹」が主流となり、現在に至っています。近年、黒麹の味わいが見直され、各蔵元からも黒麹仕込みの焼酎が再び盛んに出荷されるようになりました。黒麹独特の深い香り・ほのかな芋の甘味・豊かなコク・柔らかな味わいが、従来の芋焼酎ファンのみならず麦、米といった焼酎愛好者や、初めてお試しになられる女性の方々にも多くの指示を得ています。
焼酎造りの原点を守り続ける味わい
●歴史
芋焼酎のふるさと・大隈半島の中央に位置する、鹿児島県曽於郡大隅町岩川。明治3年の創業以来、焼酎ひと筋に117年。明治時代から黒麹を使用し、多くの黒麹仕込み芋焼酎を世に送り出してきました。
●こだわり
焼酎それぞれの個性を決定付けるのは、「原料」・「水」・「蒸留」の3つと言われています。当蔵元のこだわりは原料の芋に始まり、麹・仕込み・蒸留に至るまで妥協せず、頑なに高品質な焼酎を生産しています。
●旨味は甘味
丹念に選別されたサツマイモを使用し、口当たりまろやかで、芋本来のコクと甘味のある味わいに磨き上げました。お湯割りはもちろんのこと、オン・ザ・ロックでも是非一度お試しいただきたい、奥行きのある深い味わいです。